インテルが開発・公開しているオープンソースのコンピュータビジョン向けライブラリ。
プラットフォームとしてWindowsならびにLinux、FreeBSD等全てのPOSIXに準拠したUNIXライクなOS、Mac OS X等をサポートしている。
C/C++で記述する。
・画像処理
・構造解析
・モーション解析と物体追跡
・パターン認識
・機械学習
・ユーザーインターフェイス
上記のようなことを処理するライブラリ。
OpenCVで注目されている一番の機能は顔認識でしょう。
最近のデジカメでは顔認識機能が搭載されていて、人の顔にフォーカスを自動的に合わせたり、笑った時や振り向いた瞬間に撮影をするということに使用されています。
この機能をiPhoneでも使えたら面白いだろうなと思います。
まずはOpenCVをダウンロードしましょう。
sourceforge.netのサイトから。
2009.03.19現在のバージョンはVer1.1pre1です。
解凍するとopencv-1.1.0というフォルダに展開されます。
オープンソースをインストールするためのツールをダウンロードします。
Finkのサイトから。
2009.03.19現在のバージョンは0.9.0です。
まず先にFinkをインストールします。
ダウンロードしたFink-0.9.0-Intel-Installer.dmgを展開するとFink 0.9.0-Intel Installer.pkgがあるので、それを実行します。
opencv-1.1pre1.tarも展開しておきます。
インストールが終わったらOpenCVをインストールするためのアップルスクリプトを用意します。
スクリプトに以下のコードを書いてください。
on run |
保存をしたらアップルスクリプトを実行します。
PCにもよりますが、インストールには10分ほど掛かります。
OpenCVのインストールをしている間に、顔認識をするサンプルを実行するアップルスクリプトを用意しましょう。
以下のコードを書いてください。
on run |
opencv-1.1.0のフォルダはデスクトップに置いて下さい。
顔認識の起動用のスクリプトを実行すると、内臓カメラのiSightを使って顔認識のサンプルが起動します。
opencv-1.1.0の中に他にもサンプルがあるので、色々見てみると面白いです。
とりあえず今回はここまで。