本当に最近はiPhone開発に関する書籍が増えて来てiPhone開発を始める事に挫折してしまうような状況は無くなってきましたね。
見付けたという新しいiPhone開発の本はこれです。
iPhoneアプリケーションプログラミング
技術評論社
発売日:2009-06-19
発送時期:在庫あり。
ランキング:1031


序盤はC++とObjective-Cでどのように書き方が変わるのかや、どういった違いがあるかの説明がされています。
なので、他の何かしらの言語でプログラミングを多少はやった事がある人をターゲットとはしています。
とはいえ、あまり突っ込んだ部分までの説明ではないので初心者の人でも全く問題ないレベルだと思います。
比較の説明の後、Objective-Cの場合はこういった事がありますというObjective-Cの特徴を説明。
Objective-Cでの作法のような物ですね。
一通りiPhoneで使用されるObjective-Cという言語がどういう物なのかの説の後、iPhoneで用意されているビューやボタンなどのインターフェイスなどについて説明されています。
それらをどのようにして画面上に表示させる場合どうするかということで、InterfaceBuilderを使用して配置していく説明をしています。
InterfaceBuilderで配置したボタン類と、プログラムコードで宣言した変数との関連付けなどですね。
この関連付けについては資料が無いと理解するのがすごく大変です。
自分の場合はAppleが配布しているサンプルをいじり回して半月〜1ヶ月ほど掛かってようやく関連付けについてなんとなく理解できたという感じでした。
ここまで説明がされれば簡単なアプリを作るくらいの知識が身に付くので、1つ簡単なアプリ制作の説明が続きます。
最後にOpenGL ESで星形の表示をするサンプルコードが紹介されていて、ゲーム制作を考えている人にとっては初めの足掛かりになるのではないかと思います。
全体を通してスクリーンショットを利用しての説明が多く、本と見比べながら学習するのが楽な構成になっています。
他の言語での開発経験があるけれど、Objective-Cってやった事無いから手が出し辛いと思っている人は読んでみるといいと思います。
iPhone 3Gも1年経ってiPhone 3GSが新しく出てくるし、周りで持っている人も増えて来たからいっちょやってみるかぁという人にもお勧めです。
iPhoneアプリケーションプログラミングと似たような初心者向けの良書として基礎からのiPhone SDKという本があります。
iPhoneアプリケーションプログラミングより若干ボタンやビューやタッチなどの様々なコントロールの説明が多くあるように思います。
どちらの本から読んでもいいと思いますし、両方を併読しながら学習するものいいんじゃないかと思います。
基礎からのiPhone SDK
ソフトバンククリエイティブ
発売日:2009-04-23
発送時期:在庫あり。
ランキング:1508




iPhoneアプリ開発導入部分の解説本はとても充実してきましたが、応用編の本が出てくれないかなぁと思います。
個人的にはOpen GL ES for iPhoneについての本が欲しいです。
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